牛曳山・伊良谷山・毛無山（広島県）

・神話の山「比婆山連山」に連なる山。比婆山登山の登山口「県民の森公園センター」に駐車して縦走できる。メインルートではないが、シラカバ林・ブナ林・滝・花等自然観察に格好の山である。標高差も少なく快適な縦走を楽しむことができた。牛曳山(1144m)、伊良谷山(1148m)、毛無山(1143m)。

（アプローチ）
・2007年8月12日。職場の同僚4名と。庄原インターから国道183号線を米子方面へ進み、約30分後国道314号線へ入る（その手前に「比婆山左折」の標識があるがそれは吾妻山方面なので進入しないこと）。10分後、比婆山温泉の所で左折し標識に従って進むとすぐに「県民の森公園センター」の駐車場に着く。真夏なのに駐車場には多くの車。

（登山）
◆駐車場11時55分発。車で来た道を1kmもどると「牛曳山登山口」の案内板12時07分。広い道を5分ばかり進み山道に入るととても美しいシラカバ林（この地方には非常に珍しい植生。同僚によると植林とか）。シラカバ林を過ぎると渓流が現れ、やがて「牛曳滝」（12時35分）。ここまでは穏やかな登りである。滝の右手の急坂を登り、しばらくジグザグのやや急な坂道を歩く。やがて美しいブナ林が現れると快適な従走路となる。

　　　　（公園センター）　　　　　　　　　　　（登山口）　　　　　　　　　　　　（シラカバ林）　　　　　　　　　　（フシグロセンノウ）

◆右「三井野原」左「伊良谷山」の標識がある所が「牛曳山」山頂（12時35分）らしい。数メートル上まで山体があるが木々が茂っているだけ。「三井野原」方面に30mばかり進むと北東南方向の山々が手に取るように見える。北に「大山」、東に「道後山」、南に日本のピラミッドと言われる「葦嶽山」。素晴らしい景色を堪能しながら食事をする。すぐ横にはオミナエシ・マツムシソウ・カワラナデシコの花々。

　　　　（牛曳山山頂）　　　　　　　（牛曳山山頂からの景色）　　　　　　　　（オミナエシ）　　　　　　　　　（カワラナデシコ）

◆伊良谷山方面へ13時10分発。ほどよい景色と涼やかな樹林の中を快適に縦走して「伊良谷山」山頂13時50分着。比婆山連山の山々が一望できる。10分ばかり下った後穏やかな縦走路を進み、最後に少し登り返すと、広々とした草原の「毛無山」山頂14時25分着。目の前の比婆山連山・大山・道後山等、360度の壮大な景色を楽しむことができる素晴らしい場所。ツリガネニンジンやカワラナデシコがいっぱい咲いていた。

　　　　（伊良谷山山頂）　　　　　　　　（毛無山山頂）　　　　　　　　　　　　　（キキョウ）　　　　　　　　　　（ツリガネニンジン）

◆ここから直接「公園センター」に下ることができるが、従走路を直進して出雲峠方面に下る。「出雲峠」14時55分。トイレと避難小屋がある。広い道を下り、駐車場所に15時30分着。

（その他）
・「県民の森公園センター」で汗を流した。大人500円。やや狭く温泉ではない。なお、庄原インター付近手前には「簡保の宿（温泉）がある。
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