野呂山（広島県呉市）

・膳棚山（839m）と弘法寺山（788.8m）を結ぶ高原の総称で、瀬戸内海国定公園の区域に指定されている。頂上にはキャンプ場・国民宿舎・レストハウス等があり、車道（スカイライン）が通じている。また、多くの登山コースがある。

（アクセス）

・山陽道広島東ICから広島高速1号線に入り、そのまま直進して広島高速2号線・広島呉道路を進む。終点呉市で国道185号線に入り、JR呉線沿いに安芸川尻駅まで進む。

・安芸川尻駅近くの国道に写真のような「野呂山スカイライン」の大きな看板がある。その先50mの「野呂山公園入口」交差点で左折し、1.8km先の「登山者専用駐車場」まで登る。その手前30mに登山口がある。

　　　（大きな看板）　　　　（登山専用駐車場）

（登山）「かぶと岩コース」往復

◆2017年1月11日。駐車場出発10時55分。スカイラインを30m戻った所から案内板に沿って東の舗装路に入る。ここから「どんどんコース」と分かれる先まで車道が続く。ほんの少し歩いた所に「かぶと岩コース1合目」の表示がある。

◆車道分岐（11時11分）は表示に沿って右に進む。その先50mで左に「どんどんコース」が分かれている。さらにその先30mで右の「かぶと岩コース」の山道に入る。

　　　（登山口）　　　　　　　（車道分岐）　　　　（どんどんコースとの分岐）　（かぶと岩コースへ）

◆しばらくは植林地帯の穏やかな山道を登る。中国自然歩道でもあり歩きやすい。

◆5合目（11時35分）を過ぎると傾斜が急になりロープがある所もある。7合目付近から背後に瀬戸内海の景色を楽しむことができ、8合目付近からは傾斜が穏やかになる。

◆大滑石（おおなめらいし）の表示から5m先で道が分岐している。とりあえず右の巻道を登ってみた。木製の階段を登ると「かぶと岩展望台」（12時37分）の東側に出た（左の赤線）。

◆だれもいない展望台で瀬戸内海の景色を堪能しながら昼食を摂った。

　　　（5合目）　　　　　　　（大滑岩は左）　　　　　　（その先の分岐）　　　（かぶと岩展望台）

◆その後、頂上周辺を散策してみた。数多くの案内標識があり迷うほど。「弘法寺」は真言密教の古刹で、そこから眺める景色は圧巻だった。安芸灘の諸島や天気がよいと石槌山も見えるらしい。その境内入口に高野山と彫ってある石柱があり、そこから階段を登ると「野呂山三角点」がある。眺望はない。

　　　（弘法寺）　　　　　　　（寺からの景色）　　　　（野呂山山頂へ）　　　　　（山頂三角点）

◆「ビジターセンター」は開館していたが、管理人が一人いるだけだった。

◆かぶと岩展望台から下山開始13時40分。展望台の西側から降りてみた。この道がメインらしく9合目の表示がある。

◆その後、「岩海遊歩道」を通って「どんどんコース」で下山する予定だったが、右折する場所が分からないまま登ってきた道を下り、駐車場着14時40分。

（その他）

・呉市で487号線に入ってしまいかなりの時間をロスした。また「かぶと岩」や「大滑石」を見学できず、「岩海遊歩道」も通ることができず消化不良気味の山登りだった。暖かい季節に登り、他の建物等もゆっくり見学したい。

・野呂山高原ロッジ等のHPにある「野呂山登山マップ」は分かりにくい。