七国見山（広島県）

・七国見山（ななくにみやま）457mがある上蒲刈島（かみかまがりじま）は本土の呉市の南島海上にある。橋で本土と陸続きなって以来、「自然に親しみ自然と共生していく島」として身近に自然を体験できるよう遊歩道がよく整備されている。瀬戸内海の多島美を満喫できるコースである。

（アクセス）
・国道2号線の広島市二保（黄金山付近）から広島呉道路に入る。元々有料道路であるが社会実験中であり無料で通過できる。終点の呉から185号線を10数km東進（三原・竹原方面）し、右折して安芸灘大橋（700円）を渡ると下蒲刈島。さらに蒲刈大橋（無料）を渡り3km程度海岸を進んだ所に登山口のウオーキングセンターがある。

（登山）
◆サークル「カタクリ」のメンバー11名。ウオーキングセンターに駐車し、センター横の登山口から「観音コース」を登り始める（11時45分）。急な階段を登ると観世音菩薩がある展望台（11時58分）に出る。瀬戸内海の素晴らしい景色が楽しめる所で、他所から車でここまで来ることができる（ここから左に進むと展望台・休憩所・トイレがあるそうだが行っていない。ただ、下山時にその展望台がよく見えた）。観音像横からコンクリート製の急な階段を登りつめた所に西楽寺（12時15分）という小さなお堂がある。ここが5合目であり景色も素晴らしい。
◆ここから頂上まで展望は無いが明るい道が続く。急登を頑張ると6合目の表示柱がある。再び急登を登り詰めるとしばらく緩やかな尾根歩きとなる。その後、穏やかな木製階段を登ると二等三角点の七国見山山頂12時55分。木製のりっぱな展望台があるが、南面しか展望はない。

　（ウオーキングセンター）　　（観世音菩薩展望台）　　　　　　（西楽寺）　　　　　　　　　（頂上展望台）

◆下山開始13時53分。反対方面に下る。登山路と異なり階段の少ない歩きやすい道である。14時20分林道に出て舗装路を下る。すぐに右に下る分岐（そこにトイレ有り）があるが直進し、山腹を登山口まで歩く。やがて右手に島々が現れる。物見岩公園の展望台からの展望は特に素晴らしく、遠く四国の山々まで見ることができた。そのまま海岸道路に出てすぐにウオーキングセンター着15時30分。

　　　（林道に出る）　　　　（トイレがある所を直進）　　　　　（物見岩公園）　　　　　　　（メンバー）

（気付き）
・登山も下山も「観音コース」のプレートが数多く設置されている。写真は下山時のもの。

・朝9時前に岩国ICを出発したが登山口着が昼前になってしまった。広島呉道路に入る時に迷ったこと、この道路出口が渋滞だったこと、呉市内で迷ったことが原因。有料道路が社会実験として無料になるのも良し悪し。呉市内では「三原・竹原」方面に進むこと。
・下山途中のトイレがある分岐から西に進むと奥山を縦走して白崎の向港に出る。
・七国見山とは、周防・安芸・備後・備中・豊後・伊予・讃岐の七カ国が遠望できたことからこの名前がある。
・登山口のすぐ先に「県民の浜」があり、「やすらぎの館」で汗を流すことができる。
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