緑山・道徳山（周南市須々万）

・頂上からの景色が素晴らしいことで有名な周南市の須々万にある緑山（614m）に登った。登山途中にある道徳山（593m）にも寄ってみた。
・毛利氏の防長経略時、沼城攻略がなかなか思うようにいかず、毛利元就が陣所を作った所が道徳山である。
・今回は松尾コースで登ったが、登山道の東側に舗装された林道緑山線が走っており、それを利用すると簡単に頂上に達することができる。

（アクセス）
・周南市徳山からは国道315号線で、下松市からは米泉湖そばの県道を北上して周南市須々万の中心市街地に行く。ナベヅルで有名な周南市八代方面から行くこともできる。
・中心街の中ほどにある岩崎薬局とグループホームの東側から北上し、徳山高校徳山北分校の側を通り、その先で左折して進むと登山口に着く。左折後は道が細くなるので注意。
・登山口手前に駐車スペース（草地）があるが、個人の土地らしいので、カーブミラーの下に駐車した。

（登山）
◆2021年10月28日。Iさん二人で。登山口9時36分発。登山口には「毛利元就陣所跡入口」の石柱がある。
◆数メートルは茅が刈ってあるが、その先30mは背丈ほどの草をかき分けて進まなければならなかった。野イバラもあって少し痛い目にあった。その後は、樹林帯になり、多少の石があって歩きにくいもののよく踏まれた山道を登った。

　　　（駐車場所）　　　　　　　　　（登山口）　　　（「毛利元就陣所跡入口」石柱）

◆道徳山の分岐（10時18分）は先ず左折して道徳山へ。ゆるやかな傾斜を登って道徳山山頂（10時23分）着。三角点と「毛利元就陣所跡」の石柱があるが、展望は全くなし。当時は木々が伐採され沼城方面を見渡すことができたのだろう。
◆分岐に戻る。この辺りからは頂上手前まで殆ど水平な道が続き、植林帯の中を快適に進むことができる。
◆上空に送電線がある所では左に巡視路が上がっている。その手前右には林道へ続く道が下っている。以前は右側に展望が広がっていたらしいが、現在はわずかな展望のみ。また、鉄塔も見えていたらしいが、やはり木々が茂って見えない。
◆さらに水平な道を進み、「あと500m」の標識がある所にも右に下る道がある。下山時に確認のため下ってみた。

　　（道徳山への分岐）　　　　　（三角点）　　　　　　　　（陣所跡石碑）

◆「あと200m」辺りから頂上までは緩い傾斜の登り道となり、緑山山頂11時35分着。頂上付近は広く刈り払われており、周囲の山々を一望に見渡すことができる。近くにある金峰山と四熊ケ岳はよく見えたものの、遠くの山々は霞がかかって分からなかった。馬糞ケ岳、白滝山、徳山湾、高照寺山、氷室岳、烏帽子ケ岳等も見えるらしい。
◆広場の奥から左に広い道があり、そこを数十メートル進むと左手に簡易トイレがある。
◆食事後山頂出発12時20分。「あと500m」地点から往復18分かけて林道まで下ってみた。倒れてはいるが大きな看板があり、数台の駐車スペースがある。ここまで車で登れば、簡単に山頂にたどりつくことができる。
◆登山道に戻り、再び下山を続ける。登山口着14時07分。



（「防長山野への誘い」より）＊一部変更

（気付き）
・林道を1.5km先まで車で進み（高圧線下）巡視路を利用して登山道に合流できる。またはさらに約1km車で進んだ所には「緑山」の大きな看板がありそこからは7〜8分で登山道に合流できる。4〜5台の駐車スペースもある。

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