可部冠山（広島）

・ガイドブックには鋭く尖った山容の写真が載っている。実際に山頂からの眺めは抜群であった。

（アクセス）
・2004年9月中旬。広島北ICを出て左折し191号線を東に向かう。ICから約6km、文化センター入口交差点で左折して54号線バイパスを北上する（54号線まで進んで左折しても南原峡への案内がある）。約1kmで南原峡の案内板にそって左折。ここから約6km進むと龍頭ガ原園地。第1明神橋を渡った所に駐車場とトイレがあり、そこに駐車する。橋を渡らずにそのまま登山口まで車で行けるが、下山は別のルートでここに戻ることになる。

（登山）
◆駐車場発10時10分。橋を戻り、登ってきた舗装された車道をそのまま直進する。1km進むと分岐があり、ここを右に取る（左は明神ダムへの道で、途中のトンネルは通行できないようになっている）。舗装路はやや狭くなってくるが、車通行には問題ない。すぐにキャンプ場の広場があり、古いトイレもある。左手の登山口（10時40分）から登る。
◆沢にそって穏やかな道を歩く。台風の影響で杉の枝が落ち、絨毯のようになって気持ちがいい。ただ、道をふさぐような倒木も多い。10分ほどで落ちかかったコンクリート橋を渡る。途中の分岐は直進し、雨水で深くえぐられた道を登って行く。このあたりから檜の絨毯の道になる。水場の標識を過ぎ、湿地帯を抜けて登るとやがて可部峠（11時35分）に着く。ここは石見街道の一里塚跡でもあり分水嶺でもある。確かにここまでの道は広い。
◆峠から左上の登山道に入る。やや急だが明るい道を登るとすぐに可部冠山頂上736m（11時45分）に着く。頂上はやや狭いが360度見渡すことができる。鉄塔が多い白木山や西冠山はよく解ったが、他にも呉娑々宇山、鷹ノ巣山、カンノキ山なども視界にあるらしい。

　（駐車場・右上が下山道）　　　　　（頂上）　　　　　　　　（頂上から白木山）

◆下山開始12時20分。南西方向の急斜面を下り西冠山に向かう。しばらく歩くとすぐに西冠山12時38分。直進は堂床山へ行く道なので、ここは南原峡方面へ下る。下るといってもここからは実に快適な尾根歩きを楽しむことができる。傾斜は緩やかで明るい道が続く。快適な尾根歩きの最後の分岐は直進して明神ダム方面の急斜面を下ると車道に出る。
◆そのまま車道を下り、トンネル入り口手前（トンネルには柵があり進入できない）で右の山道に入る。右下の渓谷の音を聞きながら暗い道を慎重に下ると加賀ノ津滝の下に出る。小さいトイレもあった。ここから広い道を下ると駐車した龍頭ガ原園地13時55分。
◆付近には温泉がなかったので、以前「白木山」登山の際に利用した「スーパー銭湯・ゆーゆーえびす」で汗を流し、広島東ICから高速にのった。

（気付き）
・ガイドブックによると、堂床山に登り加賀ノ津滝へ下る道があるが一部道がはっきりしないところがあるとのことh。

　　　　　（西冠山）　　　　　　（下山途中の分岐・左上から下り、手前のダムへ下る）
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