三段峡（広島県）

・三段峡は国の特別名勝に指定され、春の新緑・秋の紅葉時期には多くの観光客が訪れる。三段峡の見所は「五大壮観」と言われる黒淵、猿飛、二段滝、三段滝、三ツ滝の五つの景観である。その他にも大小様々な滝や淵がある。

（アクセス）
・戸河内インターから国道191号線を北上する。7.4km先の案内板に沿って左折し、約1km進むと三段峡正面口。左折せずにそのまま191号線を進み深入山の麓から案内板に沿って左折すると水梨口に着く。ここも左折せずに191号線をさらに進み、道戦峠の「八幡高原聖湖」案内板で左折すると聖湖に着く。

（ルートの概略）
・北の「聖湖（ダム湖）」から流れる水による渓谷で、三段峡正面口（長淵橋）から聖湖まで8.5km（約2時間半）ある。正面口から5.7km（1時間40分）歩いた所が水梨口で、そこから柴木川と横川川に分かれる。柴木川を1.5km（30分）登ると三段滝に着き、さらに進むと三ツ滝を過ぎて聖湖に着く。水梨口から横川川を1.5km（30分）進み猿飛を渡船で渡ると二段滝に着く。

（ウオーキング�@）
・2009年10月3日。
・水梨口駐車場の手前400mの所に料金所があり、駐車料500円必要。駐車場10時20分発。すぐ右上に上がり、その先の分岐を右にとり柴木川を北上する。めったに人に出会わずのんびりウオーキングを楽しむことができる。道は良く整備され特に危険な箇所はないが、渓谷そのものの味わいはあまり無い。10時43分三段滝着。三段からなる壮大な滝で昨日の雨で轟音を響かせていた。素晴らしい！
・道を引き返す。水梨口手前の近道を登って下り横川川に出る。ブナやトチ等の自然林が美しい。11時15分船着き場。400円支払い猿飛の岸壁の間を船でさか登る。なかなか幻想的な景色である。張り巡らしたロープを船頭が引いて船は移動する。船が着いた所に壮大な二段滝。昭和63年の豪雨で上段の滝が無くなっている。待っていた船でそのまま引き返し水梨口へ戻る。

　　（水梨口）　　　　　　　　（三段滝）　　　　　　　（渡船）　　　　　　（猿飛）　　　　　　　　　（二段滝）

・水梨口11時50分着。ここで食事をし、12時20分発正面口へ向かう。幅1mくらいの道はしっかりしているが、黒淵あたりまでは川側の柵が殆どなく、高い所は結構怖い。耶源、大淵などの名勝を過ぎ南峰橋と蛇杉橋の吊り橋を渡る。よく揺れてこれも怖い。やがて13時05分黒淵の近くに。右に下り黒淵を見学しながら渡船で下ると近道になるが、急な遊歩道を登る。ここが遊歩道第一の難所で、かなりの急坂を登って下ることになり山側は崖が迫っていて落石が怖い。実際に近くで落石の大きな音が聞こえた。
・夫婦淵、姉妹滝、長淵などを楽しみながら下り、三段峡入り口の長淵橋着13時40分。名物の栃餅を食べコーヒーを飲みながら休憩し、再び13時55分出発。黒淵では300円の渡船を利用した。一人でもよく揺れる吊り橋を渡って遊歩道に出、水梨口着15時20分。

　　（南峰橋）　　　　　　　　（長淵橋）　　　　　　　（黒淵）

（その他）
・正面口から（国道を利用して）水梨口までマイクロバスを利用できる。但し、正面口9時40分発と水梨口14時00分発しかない。紅葉の最盛期には増発されるそうである。この間をタクシーで移動すると約5000円強必要。
・三段峡祭りは10月25日（日）。
・国道から水梨口までの紅葉が素晴らしいとのこと。紅葉の最盛期は11月初旬である。
・水梨口から黒淵辺りまでは殆ど川側の柵がない。水面から高い所は結構怖い。
・雨の状態によって船が出ないこともある。昨日の雨で今朝9時過ぎまではどこも船も利用できなかったらしい。ぎりぎりセーフだった。

（ウオーキング�A）
・2009年11月14日。職場の同好会関係総勢17名。正面口に1台駐車しておき聖湖駐車場へ。昨夜の雨で猿飛と黒淵の船は中止とのこと。
・山陽地方は晴れていたが、ここはまだ昨夜来の雨が残り出発にやや躊躇した。聖湖駐車場10時25分。雨でやや滑りやすい階段を下り、殆ど観光客がいない遊歩道を歩く。三ツ滝、出会滝を過ぎ、餅ノ木口11時05分。車道を100m進むと広い駐車場（1台もなし！簡易トイレあり）があり、そこから再び遊歩道を歩く。三段滝11時50分。ここからはぼちぼち観光客が増えてくる。聖湖・三段滝間は豪快な滝や淵が多くてしかも観光客が少ないというおすすめのコースである。水梨口で昼食。
・黒淵ではやや急な遊歩道を登る。少しずつ観光客が増えてきて歩きにくい！
・三段峡正面口に14時40分着。「いこいの村ひろしま」で入浴した。

　　　（三ツ滝）　　　　　　　　（出会滝）

（ウオーキング�B）
・2010年6月12日。職場のM君とその母親と弟、K君とその母親と。水梨口への道路が通行止めで、そのため猿飛の渡船も運行していなかった。そのため、正面口から三段滝まで往復した（約15km）。黒淵では往復渡船を利用した。客が少なく黒淵の茶屋の中で弁当を食べることができた。

（ウオーキング�C）
・2010年11月6日。職場のM君とその母親、I君とその母親と。聖湖から出発し、猿飛・二段滝を見学して水梨口まで歩いた。南部と違って静かに紅葉を楽しみながら歩くことができた。特に、国道から水梨口までの紅葉は素晴らしかった。

（ウオーキング�D）

・2017年11月5日。4家族と職場のNさんの総勢11名で聖湖から水梨口まで歩いた。聖湖から三段滝までは出会う人も少なくのんびり紅葉を楽しみながら歩くことができたが、三段滝からは観光客がいっぱいですれ違うことにもやや苦労した。時間的に猿飛まで行くことができなかったが、船に乗る行列ができていたらしい。今年一番の人出らしく国道から水梨口までの細い道は車でいっぱいだった。紅葉の最盛期は1週間後あたりか。

・このコースのトイレは、出発地の聖湖と到着地の水梨口にある。また、途中の餅ﾉ木口駐車場に簡易トイレが設置されている。

・「いこいの村ひろし」で入浴した。500円。

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